Varun Beverages(VBL)は、ペプシコの炭酸飲料と飲料水をインドと海外で製造・販売するボトラーである。米国外ではペプシコの最大級のフランチャイジーにあたり、RJ Corpの一員としてDevyani International(KFC・Pizza Hut)と同じ資本系列にある。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Varun Beverages Limited |
| 本社 | グルガオン(ハリヤナ州) |
| 事業 | ペプシコ製品のボトリング・流通 |
| 売上高 | ₹21,685 crore(2025年12月期/約3,770億円)。2024年12月期は₹20,008 crore |
| 決算期 | 12月(3月決算のインド企業とは期間がずれる) |
| 主な取扱ブランド | Pepsi、7UP、Mirinda、Mountain Dew、Tropicana、Sting など |
| 上場 | BSE/NSE上場 |
清涼飲料は中身の大半が水である。重くてかさばる割に単価が低いため、輸送費が利益を大きく削る。工場から何キロまで配るかで採算が変わり、遠い地域には別の工場を建てるほうが安くつく。
VBLは1990年代からペプシコとの関係を続け、インド国内の広い地域に加えてアフリカ各国などでもボトリングの権利を持つ。工場と配送網を自前で積み上げてきたことが、この産業での競争力になっている。
2025年12月期の売上は₹21,685 croreで、前期の₹20,008 croreから増えた。エナジードリンクのStingが伸び、海外事業も拡大している。決算期は12月で、3月決算のインド企業と比べるときは期間がずれる点に注意が要る。
ボトラーは商品の企画やブランドの広告を担わない。ペプシコが決めたレシピで作り、決められた地域で売る。その代わり、工場の稼働率と配送の効率という運営の巧拙がそのまま利益に出る。
同じ資本系列にKFCとPizza Hutを運営するDevyani Internationalがあり、外食の店内で出す飲料まで身内で回せる構成になっている。
インドで飲料を売る場合、自前で瓶詰めと配送を持つか、こうしたボトラーに委託するかの選択になる。VBLはペプシコ専属なので他社の商品は引き受けないが、インドの飲料がどういう工場配置と配送網で成り立っているかを測る基準にはなる。
具体的には、何都市に売るためにいくつの工場が要るのか、1工場あたりの投資はどれくらいか、といった目安をこの会社の設備投資から読み取れる。日本の飲料メーカーが自社で工場を持つか委託するかを判断する材料になる。