LT Foodsは、バスマティ米のブランド「Daawat」と、北米向けの「Royal」を持つ食品会社である。インド国内よりも海外売上の比率が高く、米を軸にした調理済み食品にも広げている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | LT Foods Limited |
| 本社 | グルガオン(ハリヤナ州) |
| 連結売上高 | ₹11,023 crore(FY2026=2026年3月期/前年比26%増、約1,920億円)。FY2025は₹8,770 crore |
| 正規化ベース | ₹10,462 crore(米国の関税を販売価格に転嫁した分を除いた同社基準) |
| 主要ブランド | Daawat、Royal、Heritage、Kari Kari、Ecolife、817 Elephant、Golden Star など |
| 事業 | バスマティ米の精米・包装・輸出、Ready-to-Eat/Ready-to-Heat食品 |
| 上場 | BSE/NSE上場 |
バスマティ米は、産地、品種、そして収穫後の熟成期間で価格が大きく変わる。籾のまま1年、2年と寝かせると水分が抜け、炊いたときに粒が長く伸びて香りが立つ。熟成には倉庫と資金が要るため、在庫をどれだけ寝かせられるかがそのまま品質と競争力になる。
LT Foodsは契約栽培と自社の精米・熟成設備を持ち、ブランドごとに品質を作り分けている。Daawatはインド国内と中東、Royalは北米という具合に、市場ごとにブランドを分けている。
FY2026(2026年3月期)の連結売上は₹11,023 croreで、FY2025の₹8,770 croreから26%増えた。ただしこの伸びには、米国の関税をそのまま販売価格に乗せたぶん(利幅を取らない分)が含まれると同社が説明しており、その影響を除いた正規化ベースでは₹10,462 croreである。
関税分は売上に計上されるが利益にはならない。成長率だけを見ると実態より大きく見えるため、こうした注記のある会社は正規化後の数字で比較する必要がある。
米だけでなく、レトルトのカレーや米飯、スナックまで広げており、北米・欧州・中東のインド系市場を中心に売っている。
日本でバスマティ米やインド系のレトルト食品を扱う場合、産地の輸出業者ではなくブランドを持つ会社と話すほうが、規格と数量を安定させやすい。同社はすでに欧米向けのOEMも手がけており、包材や表示を含めた相談ができる。
発注にあたっては熟成年数と品種を指定できるかを確認したい。バスマティは「バスマティ」という一つの米ではなく、Pusa 1121、Pusa Basmati 1509といった品種ごとに粒の長さも香りも違う。仕様を決めずに数量だけ発注すると、ロットごとに炊き上がりが変わる。