Godrej Agrovetは、動物飼料を柱に、作物保護、アブラヤシ、乳業、鶏肉・加工食品を手がけるゴードレージ財閥の会社である。消費財のGodrej Consumer Productsとは別会社で、グループの食品はこちらが担う。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Godrej Agrovet Limited |
| 本社 | ムンバイ(マハラシュトラ州) |
| 連結売上高 | ₹10,233 crore(FY2026=2026年3月期/約1,781億円)。FY2025は₹9,383 crore |
| 事業セグメント | 動物飼料(FY2026売上の46%)、作物保護、アブラヤシ、乳業、鶏肉・加工食品 |
| 食品ブランド | Jersey(乳製品/子会社Creamline Dairy Products)、Yummiez(冷凍食品)、Real Good Chicken(合弁Godrej Tyson Foods) |
| 上場 | BSE/NSE上場 |
売上の約半分は動物飼料で、牛・採卵鶏・ブロイラー・エビ・魚の飼料を扱う。インドの畜産・水産は小規模な生産者が多く、飼料メーカーは生産者と直接つながる位置にいる。
この位置は、川下の事業と組み合わせると効く。飼料を売った農家から鶏を買い、自社で処理して加工品にする。原料から製品までを同じグループで回せる。
食品側では、乳業子会社Creamline Dairy Productsの「Jersey」と、Godrej Tyson Foodsが手がける「Yummiez」(冷凍食品)・「Real Good Chicken」(鶏肉)が柱になっている。Godrej Tyson Foodsは2008年に米Tysonとの合弁として始まったが、2024年8月にGodrej Agrovetが残る49%を₹323 croreで買い取り、完全子会社になった。
Godrej Consumer Products(GCPL)は同じゴードレージ財閥の会社だが、石鹸、殺虫剤、ヘアカラー、ペットフードなどの家庭用品・パーソナルケアを扱い、食品は手がけていない。名前が似ているため混同されやすいが、グループの食品事業はGodrej Agrovetが担う。
インドの財閥は同じ名前で複数の上場会社を持つことが多い。取引の相手を探すときは、社名だけでなく事業セグメントを確認する必要がある。
FY2026(2026年3月期)の連結売上は₹10,233 croreで、FY2025の₹9,383 croreから増えた。
飼料から鶏肉・冷凍食品までを一つのグループで抱えているため、鶏肉の調達や冷凍加工品の委託では、原料まで遡って条件を詰めやすい。何を食べた鶏か、どこで処理したかを同じ相手に確認できる。
インドの鶏肉は日本向けの輸出実績が限られるため、検疫と施設認定の条件を先に確認する必要がある。国内向けの冷凍加工品の委託製造から始めるほうが、話は早く進む。