SOJAPAN
サービス インド市場 業界別 事例 展示会 コラム ニュース 会社情報 資料ダウンロード
無料相談 →

トップ / インドの企業

Eternal(旧Zomato)|売上の7割がBlinkitに移った持株会社

2026.03.26

この記事の要約
Zomatoは2025年にEternal Limitedへ社名を変更し、フードデリバリーのZomato、クイックコマースのBlinkit、飲食店向け食材卸のHyperpure、外出体験のDistrictを束ねる持株会社になった。2026年2月1日付で創業者のDeepinder Goyal氏がCEOを退き、Blinkit出身のAlbinder Singh Dhindsa氏が就任、Goyal氏は副会長へ。FY2026(2026年3月期)の連結売上は₹54,364 crore(1 crore=1,000万ルピー)だが、Blinkitを在庫保有方式に切り替えた影響が大きく前年比較には適さない。日本の食品会社の接点になるのは飲食店向け食材卸のHyperpureで、FY2026のEBITは₹16 croreと黒字に転じた(FY2025は△₹43 crore)。同じ方式変更により、Hyperpureの報告売上は2026年1〜3月期で前年同期比47%減となっている。
本記事は2026年9月19日時点で確認できた各社の開示・報道をもとに作成しています。本文の金額はインドの一般的な表記に合わせ、₹1 crore=1,000万ルピーで記載し、円換算は1ルピー=1.7円台で計算した概算です。インド企業の店舗数・調達額・業績は短期間で変わるため、取引の判断にあたっては各社の公式発表など一次情報で最新の内容をご確認ください。

Zomatoは2025年にEternal Limitedへ社名を変え、いまはフードデリバリーのZomato、クイックコマースのBlinkit、飲食店向け食材卸のHyperpure、外出体験のDistrictという4つを束ねる持株会社になっている。FY2026は連結売上の7割近くをBlinkitが占めるところまで構成が変わった。

企業概要

項目 詳細
設立年 2008年
本社 グルガオン(ハリヤナ州)
創業者 Deepinder Goyal(2026年2月にCEOを退き副会長へ)
CEO Albinder Singh Dhindsa(2026年2月1日付。Blinkit出身)
売上高 ₹54,364 crore(FY2026=2026年3月期/約9,460億円)。FY2025は₹20,243 crore
上場 BSE/NSE上場
主要ブランド Zomato(料理の配達)、Blinkit(10分配達)、Hyperpure(飲食店向け食材卸)、District(外出体験)

会社の重心が配達から小売へ移った

創業から18年グループCEOを務めたDeepinder Goyal氏が退き、2026年2月1日付でBlinkitを率いていたAlbinder Singh Dhindsa氏がCEOに就いた。Goyal氏は副会長として残る(株主承認が前提)。クイックコマースの責任者が全社の長になったことは、会社の重心がどこに移ったかをそのまま示している。

FY2026の連結売上は₹54,364 croreで前年の₹20,243 croreから大きく伸びたが、これはBlinkitを2026年3月期第1四半期から在庫を自社で持つ方式に切り替えたためで、商品代金が売上に計上されるようになった影響が大きい。前年との単純比較には適さない。

日本の食品メーカーが見るべきはHyperpure

4ブランドのうち、日本の食品会社にとって直接の接点になるのはHyperpureである。これは飲食店に食材を卸す事業で、野菜、肉、乳製品、調味料、包装資材までを一括で配送する。インドの飲食店は伝統的に市場で個別に仕入れてきたが、チェーン化が進むほど一括仕入れの需要が生まれる。

FY2026のEBITは₹16 croreと黒字に転じた(FY2025は△₹43 crore)。四半期で見ると、2026年1〜3月期の飲食店向け供給の売上は、条件を揃えた比較で前年同期比37%増だった。一方、報告ベースの同四半期の売上は₹978 croreで前年同期から47%減っている。Blinkitが在庫を自社で持つ方式へ移ったことで、それまでHyperpureに計上されていた売上の一部がクイックコマース側へ移ったためである。2026年には対象を大手だけでなく小規模の飲食店にも広げている。

インドの外食向けに業務用の食材を売りたい場合、店を一軒ずつ回るのではなく、ここに載せるという選択肢がある。ただし現時点では生鮮と汎用品が中心で、輸入の加工食材がどこまで扱われるかは確認が要る。

日本企業から見たポイント

インドで外食をやるならZomato、消費財を売るならBlinkit、業務用食材を売るならHyperpure。1つのグループが3つの入り口を持っているため、どの事業で組むかによって交渉の相手も条件も変わる。

また、同じグループが飲食店の配達手数料と食材の卸をどちらも握っている点は、取引する側として意識しておくべき構図である。

参考情報

関連記事

MORE

Kwality Wall’s (India)|HULが冷凍を常温と切り離したCoffee Day Enterprises(Cafe Coffee Day)|縮小したインドのカフェ草分けEverest Food Products|42種類の調合と、2024年の回収CG Foods India|茹でずに食べる即席麺でMaggiを避けたVeeba|業務用ソースの品質管理をそのまま小売に持ち込んだUdaan|個人商店に卸すB2B EC最大手

CONTACT

インド進出を相談したい方へ

無料相談を申し込む →
← インドの企業の一覧

CONTACT · संपर्क

インド進出の
ご相談はこちら。

ここに挙げた企業と組みたい場合、当社インド法人から打診できるかを確かめてお返しします。

無料相談を申し込む → 会社紹介資料をダウンロード

SOJAPAN

日本企業のインド進出を、市場調査から現地パートナー開拓、テスト販売、輸入まで支援します。

SERVICE

サービスインド視察ツアー試食会・イベント輸入・ライセンス現地マーケティングインド市場について

INDUSTRIES

食品・飲料アニメ・キャラクターアパレル・素材カフェ・飲食店

COMPANY

展示会コラムインド企業紹介ベトナム進出事例ニュース会社情報お問い合わせ資料ダウンロード
© SOJAPAN株式会社SoJapan / SOJAPAN INDIA PRIVATE LIMITED(英語サイト) / プライバシーポリシー