Devyani Internationalは、Yum! BrandsのKFCとPizza Hut、そしてコスタコーヒーのインド最大級フランチャイジーである。2026年1月に同業のSapphire Foodsとの合併を発表しており、成立すればインドのYum!ブランド運営はほぼ一本化される。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設立年 | 1991年 |
| 本社 | グルガオン(ハリヤナ州) |
| Chairman | Ravi Jaipuria(RJ Corp) |
| 売上高 | ₹5,611 crore(FY2026=2026年3月期、連結/約980億円) |
| 純損益 | 純損失₹42.5 crore(FY2026) |
| 店舗数 | 2,256店(2026年3月末。12か月で217店の純増) |
| 従業員数 | 約4万人 |
| 上場 | BSE/NSE上場 |
| 主要ブランド | KFC、Pizza Hut、Costa Coffee、Biryani By Kilo、Vaango、Goila Butter Chicken |
2026年1月、同じYum! Brandsのフランチャイジーである上場企業Sapphire Foodsとの合併を発表した。Sapphire株100株に対しDevyani株177株を割り当てる株式交換で、発表時の株価から約9.3億ドル規模と報じられた。2026年6月に取引所の承認を得て、8月には条件の一部を見直している。
統合後の店舗数は両社の全ブランド・全地域を合わせて3,000店を超える。フランチャイジー同士が一つになるのは、規模を作らないと調達も物流も採算に乗らないという判断である。インドのQSRは客単価が低く、1店あたりの利益が薄い。店舗数でしか吸収できない費用がある。
FY2026は連結売上₹5,611 crore、純損失₹42.5 crore。店舗数は2026年3月末で2,256店と12か月で217店の純増だが、中身はブランドごとに違う。Pizza Hutは不振で、2026年(暦年)は純増の出店を予定しないとしている。
KFCは鶏肉が主体でインドの食習慣と合う。Pizza Hutは同じピザでもドミノとの競争で苦しく、宅配に特化したドミノに対して店内飲食を残す形が重荷になっている。同じ会社が預かる複数ブランドでも、商品の構成が市場に合うかどうかで結果が分かれる。
親会社のRJ Corpはペプシコのボトラーであるヴァルン・ベバレッジズ(Varun Beverages)も擁する。外食の店内で出す飲料まで同じ資本系列で回せる構成になっている。
インドで外食チェーンを預ける相手を探す場合、Devyaniは規模と実績の両方を持つ。一方で同社はすでにKFC、Pizza Hut、コスタコーヒーを抱えており、新しいブランドに割ける人と資金には限りがある。
また、合併が完了するまでは組織の統合に手がかかる。相手として検討するなら、統合後の体制が固まる時期を見ておく必要がある。