Milk Mantraは、オディシャ州で「Milky Moo」ブランドを展開してきた乳業である。2025年1月に南インド最大手のHatsun Agro Productが₹233 croreで全株を取得し、同年4月に吸収合併された。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設立 | 2009年8月 |
| 本社 | ブバネシュワル(オディシャ州) |
| 創業者 | Srikumar Misra(元タタグループ)、Rashima Misra、Ashit Mahapatra |
| 売上高 | ₹279 crore(2024年3月期) |
| ブランド | Milky Moo(牛乳、ヨーグルト、チーズ、シェイク) |
| 処理拠点 | オディシャ州内に2カ所 |
| 現況 | Hatsun Agro Product(HAP)が2025年1月に₹233 croreで全株取得。2025年4月1日を効力発生日としてHAPに吸収合併され、独立した法人としては消滅 |
2025年1月20日、Hatsun Agro Product(HAP)の取締役会が₹233 croreでのMilk Mantra全株取得を承認し、1月27日に取得が完了した。その後、2025年4月1日を効力発生日として吸収合併され、Milk Mantra Dairy Private Limitedは法人としては残っていない。
HAPはチェンナイに本社を置き、Arun、Ibaco、Hatsun、Arokyaといったブランドで南インドと西インドに強い。東インドには拠点がなかった。Milk Mantraはオディシャ州に2カ所の処理拠点と集乳網を持ち、Milky Mooブランドで州内の売り場を押さえていた。HAPが買ったのは設備というより、集乳網と棚である。
乳業は集乳圏と処理能力が事業の規模を決める。州単位で強くても、全国ブランドが入ってくると調達単価でも広告でも競り負ける。Milk Mantraは2024年3月期に売上₹279 crore、初めてEBITDAがプラス(6%)になったところで売却に至った。黒字化の手前で大手に入る形は、インドの地方乳業では珍しくない。
日本の企業がインドで乳製品を調達する場合、州ごとの中堅ブランドは数年のうちに親会社が変わる可能性がある。契約の相手が誰になるのか、供給責任がどこに移るのかを先に確認しておくほうがよい。