Theobromaは、ムンバイの1店舗から30都市超・約225店舗まで広げたベーカリー・パティスリーチェーンである。2025年に投資会社ChrysCapitalが₹2,410 croreで90%の株式を取得した。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Theobroma Foods Private Limited |
| 設立年 | 2004年 |
| 本社 | ムンバイ(マハラシュトラ州) |
| 創業者 | Kainaz Messman Harchandrai、Tina Wykes(姉妹) |
| CEO | Rishi Gour |
| 売上高 | ₹574.5 crore(FY2025=2025年3月期)、純利益₹22.5 crore。FY2024は₹451.6 crore、FY2020は₹107.7 crore |
| 店舗数 | 約225店舗・30都市超(2025年の買収報道時点)。ほぼ直営 |
| 資本 | ChrysCapitalが90%を₹2,410 croreで取得(2025年)。創業家は10%、ICICI Ventureは完全エグジット |
Kainaz Messman HarchandraiとTina Wykesの姉妹が2004年にムンバイの小さなベーカリーとして創業した。売上はFY2020の₹107.7 croreからFY2024の₹451.6 crore、FY2025は₹574.5 croreへ伸び、FY2025は純利益₹22.5 croreを確保している。5年でおよそ5.3倍である。
洋菓子はインドで中間層の拡大とともに伸びてきたカテゴリーである。誕生日や祝いごとにケーキを切る習慣が都市部から広がり、贈答にも使われるようになった。単価が高く、原価に占める人件費の比率も高いため、都市部の店舗網で成立する商売になる。
店舗はほぼ直営で、品質のばらつきを抑える形をとってきた。フランチャイズで数を増やす業態とは逆の設計である。
ChrysCapitalの取得にあたっては、それまで約42%を持っていたICICI Ventureが全て降りた。創業家は10%を残している。買収額₹2,410 croreはFY2025売上の約4.2倍にあたり、インドの外食・小売の取引としては高い水準に入る。
投資会社が入ると、次は規模の拡大か上場かという話になる。直営で品質を保つ方針と、店舗数を増やす要請をどう両立させるかが焦点になる。
ブラウニー、ケーキ、クロワッサン、パン、サンドイッチ、クッキーを置く。なかでもチョコレートブラウニーが看板にあたる。社名のTheobromaはカカオの学名(Theobroma cacao)から取っている。
日本の製菓・製パンの技術や原材料を売る相手として、成長中で資金もあるという条件が揃っている。冷凍生地、チョコレート、製菓用の資材のいずれも検討の対象になる。直営中心なので、仕様を決めれば全店に一度に反映できる点も進めやすい。