EatClub Brandsは、Box8とMojo Pizzaを含む16ブランドを1社で回しているクラウドキッチン企業である。FY2025(2025年3月期)の売上は₹749.5 croreで、前期の₹515.5 croreから45.4%伸びた。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | EatClub Brands Private Limited |
| 設立年 | 2012年(Box8として) |
| 本社 | ムンバイ(マハラシュトラ州) |
| 創業者 | Anshul Gupta、Amit Raj |
| 売上高 | ₹749.5 crore(FY2025=2025年3月期/前期の₹515.5 croreから45.4%増) |
| ブランド数 | 16ブランド(Box8、Mojo Pizza、Bhatti Chicken、NH1 Bowls、ZAZA Biryani、hola pasta ほか) |
| 従業員数 | 584人 |
| 累計調達額 | 約1億400万ドル(2021年11月にTiger Globalが4,000万ドル、2025年7月にも同社主導で₹185 crore) |
配達アプリの中では、店の数だけ表示される枠がある。1つの厨房から複数のブランド名で出せば、同じ設備と人員のまま、アプリ上の露出を何倍にもできる。EatClubが16ブランドを持つのはこのためである。
客層も分けられる。ピザを食べたい人、ビリヤニを食べたい人、インド料理のボウルを食べたい人は別々に検索する。1つのブランドですべてを出すより、それぞれの名前で出すほうが選ばれやすい。
運営の面では、時間帯ごとの空きを埋められる。昼に注文が集中するブランドと夜に集中するブランドを組み合わせれば、厨房の稼働が平準化する。
Anshul GuptaとAmit Rajが2012年にBox8として創業した。インド料理のデリバリーに絞ったクラウドキッチンとして始め、Mojo Pizzaなどを足して2021年にEatClub Brandsへ社名を変えている。
同年11月にTiger Globalが4,000万ドルを投じ、2025年7月にも同社が主導する₹185 crore(約2,200万ドル)のラウンドにA91 Partners、360 ONE Asset Managementが加わった。累計調達額は約1億400万ドルとされる。従業員は584人。
インドで外食に入るとき、店舗を構えずに配達だけで始めるという選択肢がある。クラウドキッチンは初期投資が小さく、売れなければ畳みやすい。日本の食べ物がインドの都市部で受け入れられるかを試す方法として現実的である。
ただし、配達アプリ上の競争はブランド数の勝負になっている。1ブランドで参入しても、16ブランドを持つ相手と同じ画面で並ぶ。テストとして使うなら割り切り、本格的に広げるなら複数ブランドを前提に設計することになる。
EatClubのような既存事業者に委託して、自社ブランドを1つ預けるという形も検討できる。厨房と配達の運営はすでにあるため、レシピと仕様を渡せば立ち上げは速い。