Veebaは2013年創業の調味料メーカーである。ドミノ・ピザなどのファストフードチェーンに業務用ソースを納めるところから始め、いまは小売向けのマヨネーズやディップが売上の大半を占める。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | VRB Consumer Products Private Limited(旧 Veeba Food Services Private Limited) |
| 設立年 | 2013年 |
| 本社 | ニューデリー(登記上の本店) |
| 創業者 | Viraj Bahl |
| 売上高 | ₹885.2 crore(FY2024=2024年3月期)。その後₹1,000 croreを超えたとされる |
| 品目・販路 | 12カテゴリー・80SKU超。約30万店で取り扱い |
| 売上構成 | 一般小売(個人商店)が約7割。業務用(B2B)は1割に満たない |
| 上場 | 非上場 |
業務用のソースは、外食チェーンの要求水準に合わせて作る。粘度、色、辛さ、pH、保存期間まで数値で決められ、ロットごとにその範囲に収める必要がある。チェーンの全店で同じ味にするためである。
Veebaはこの配合と品質管理をそのまま小売商品に転用した。家庭用のマヨネーズやディップに、外食向けと同じ基準を使っている。いまは個人商店を中心とした一般小売が売上の約7割を占め、残りは近代小売とオンラインに分かれる。創業時の主力だった業務用は1割に満たない。
インドのディップ・マヨネーズは、同社とDr. OetkerのFun Foodsの2ブランドで市場の大半を占めるとされる。Fun Foodsは競合であり、提携先ではない。
FY2024の売上は₹885.2 croreで、その後₹1,000 croreを超えたとされる。取扱店舗は約30万店に広がり、Amazon・BigBasket・Blinkit・Instamartといったオンライン経路にも並んでいる。
12カテゴリー・80SKU超という品目数は、マヨネーズ1種類ではなく、味と容量を細かく分けていることを示す。インドの小売は店の規模が小さく、置ける容量が限られるため、同じ商品でも小容量の展開が要る。
インドで外食を始めるとき、ソースやドレッシングを現地で作れる相手を持っているかどうかで原価が変わる。日本から輸入すれば関税と輸送費が乗り、賞味期限も削られる。現地で作れれば、その分を価格か利益に回せる。
Veebaは業務用の実績があるため、日本の味付けを再現できるかを相談しやすい部類に入る。相談する場合は、目標とする味を数値(塩分、糖度、粘度、辛さ)で示せるかが進み方を左右する。「この味に近づけてほしい」だけでは試作が繰り返しになる。