Farmleyは、ドライフルーツとナッツを産地から直接仕入れてオンラインで売るブランドである。B2Bの卸で築いた仕入れ網をそのまま消費者向けに転用した点が、後発のD2Cとの違いになっている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ブランド名 | Farmley |
| 設立年 | 2017年 |
| 本社 | ノイダ(ウッタルプラデシュ州) |
| 共同創業者 | Akash Sharma、Abhishek Agarwal |
| 売上高(営業収益) | ₹394 crore(FY2025=2025年3月期/前年の₹230 croreから71%増) |
| 従業員数 | 約360人 |
| 累計調達額 | 約5,474万ドル(4ラウンド。直近は2025年5月) |
| 上場 | 非上場 |
多くのD2Cブランドは、商品企画とマーケティングから始めて、製造と仕入れは外に出す。Farmleyは逆で、B2Bの卸として産地からの仕入れ網を作ったあと、その原料を自社ブランドで消費者に売る形にした。
ドライフルーツとナッツは原料の相場変動が大きく、品質のばらつきも出やすい。仕入れを押さえている側は、相場が下がったときに仕込み、品質の良いロットを自社ブランドに回すという判断ができる。外部から買う後発のブランドにはできない。
デーツ、アーモンド、カシューといった主力品に加え、味付けナッツやスナックへ品目を広げている。産地からの直接仕入れと自社の選別・包装により、量販の袋売りと贈答用の箱の両方を同じ原料から出せる体制をとっている。
インドではドライフルーツが贈答需要と日常の間食の両方にまたがる。ディワリなどの祭礼期には箱入りの詰め合わせが大量に動き、平時は小袋の間食として売れる。時期による売れ方の差が大きい商品である。
同じ原料から箱と袋の両方を出せることは、この季節変動を吸収する仕組みになる。FY2025(2025年3月期)の営業収益は₹394 croreで、前年の₹230 croreから71%増えた。2025年5月に資金調達を実施し、累計調達額は約5,474万ドルになっている。
インドはカシューやデーツの加工・再輸出の拠点でもある。アフリカや中東から生の原料を持ち込み、インドで剥いて選別し、各国へ出すという流れがある。日本向けにドライフルーツやナッツを調達する場合、産地の輸出業者ではなく、こうした国内ブランドの加工能力を使うという選択肢もある。
相談する場合は、選別の等級をどこまで細かく指定できるか、小分け包装に対応できるか、日本向けの表示(原産国、アレルゲン)を整えられるかが確認点になる。