GoodDotは、ラジャスタン州ウダイプルで植物性の代替肉をつくっている。冷凍のパティではなく常温保存のカレーを主軸に置いた点が、インドの売り場との相性を決めている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営法人 | GoodDot Enterprises Private Limited(2016年9月15日設立) |
| 本社 | ウダイプル(ラジャスタン州) |
| 共同創業者 | Abhishek Sinha、Deepak Parihar |
| 売上高 | ₹97.05 crore(2025年3月期/前期は₹73.56 crore。運営法人ベース) |
| 従業員数 | 120人(2025年8月時点/Tracxn集計) |
| 累計調達額 | 約530万ドル(3ラウンド) |
| 上場 | 非上場 |
| 主な製品 | 常温保存の調理済みカレー(バターチキン風、ティッカマサラ風ほか)、RTC・RTE製品 |
代替肉は冷凍で流通させるのが一般的だが、GoodDotは常温で保存できる調理済みカレーを主軸に置いた。インドの小売は冷凍ケースを持たない店が多く、冷凍前提では並べられる棚が限られる。カレーの形にすれば常温の棚に入り、家庭での扱い方も従来のインド料理と変わらない。
2021年8月にSixth Sense VenturesがプレシリーズAで出資した。インドの植物性肉分野に入った最初のVC資金とされ、同社創業者のNikhil Kishorchandra Vora氏はGoodDotの取締役に名を連ねている。
製品を卸すだけでなく、GoodDoという名前のQSRチェーンを自社で運営している。ウダイプル、ムンバイ、デリーのほかネパール・カトマンズにも出しており、メーカーが自分で店を持つことで、代替肉がどう食べられるかを見せる場と原料の出口を同時に確保する形になっている。
飲食チェーン向けの供給も進めており、2021年時点でDomino’sやMarriottとの取引が報じられていた。
運営法人の売上は2025年3月期で₹97.05 crore、前期の₹73.56 croreから3割強伸びた。輸出先は米国、カナダ、オーストラリア、シンガポール、UAEなど。従業員は120人(2025年8月時点)。
日本の食品メーカーから見ると、常温で運べるベジ対応のたんぱく素材を、レトルトの形で量産できる相手ということになる。インド国内の宗教上の制約に合わせた製品設計をそのまま持っている点が、他国の代替肉メーカーと分かれる。