Amulはインドの「白い革命」を象徴するブランドであり、世界最大級の酪農協同組合GCMMF(Gujarat Cooperative Milk Marketing Federation)が運営する。Amulブランド全体の売上はFY2026(2026年3月期)に₹1 lakh crore(約1兆ルピー・約1.74兆円)を超えた。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設立年 | 1946年 |
| 本社 | アーナンド(グジャラート州) |
| MD | Jayen Mehta |
| 売上高 | GCMMF単体 ₹73,450 crore(FY2026=2026年3月期)。Amulブランド全体では₹1 lakh crore超 |
| 組織規模 | 18の傘下組合・約18,600の村落酪農組合が参加する連合体 |
| 上場 | 非上場(協同組合) |
| 主要ブランド | Amul牛乳、Amulバター、Amulアイスクリーム、Amulチーズ |
1日およそ3,100万リットルを集乳し、50カ国以上に輸出している。360万を超える酪農家を組織し、中間マージンを挟まない協同組合モデルが最大の強みである。牛乳、バター、チーズ、アイスクリーム、ヨーグルト等あらゆる乳製品カテゴリーでトップシェアを誇る。
FY2026にAmulブランド全体の売上が₹1 lakh croreを突破した(前年の₹90,000 croreから約11%増)。マーケティングを担うGCMMF単体の売上は₹73,450 croreで前年比11.4%増である。18の傘下組合が自ら売る分はGCMMFの売上に含まれないため、「Amulブランド全体」と「GCMMFの売上」は別の数字になる。取引の規模感を見るときはどちらの数字かを必ず確認したい。
Amulは村落組合・地区組合・連合会の三層構造で、生産者が所有する組織という点では日本の農協と共通する。乳製品加工技術では明治や森永が強みを持ち、インドの乳製品高度化への貢献が可能。チーズ・ヨーグルト市場は急成長中で、日系企業の参入余地あり。