Anveshanは、木臼で搾った食用油、ギー、はちみつなどを農家から直接仕入れて売るD2Cブランドである。精製の工程を減らし、伝統的な製法に近い形で仕上げることを売りにしている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Anveshan |
| 設立年 | 2019年 |
| 本社 | ベンガルール(カルナータカ州) |
| 共同創業者 | Aayushi Khandelwal、Akhil Kansal、Kuldeep Parewa |
| 売上高 | ₹77.5 crore(FY2025=2025年3月期/前年の₹58.2 croreから33.3%増) |
| 従業員数 | 約175人 |
| 累計調達額 | 約2,639万ドル(7ラウンド) |
| 上場 | 非上場 |
カチ・ガーニ(kachi ghani)は、種子を焙煎も精製もせず、低温のまま圧搾する製法を指す言葉である。伝統的には木製の臼(コルー)の中で杵状の棒をゆっくり回し、摩擦熱を出さずに押し潰す。熱をかけないぶん油に原料の香りと色が残る一方、歩留まりは低く、同じ量の種子から取れる油は精製工程を使う場合より少ない。
インドでは精製油が安価に流通する。同社は伝統的な搾り方を前面に出し、その分の価格差を説明する形で売っている。水牛乳からつくるギー、生はちみつも同じ考え方の商品である。
仕入れを産地に寄せ、加工と充填まで自社で持つことで、原料の素性を説明できるようにしている。誰が作った原料をどこで加工したかを示せることが、価格の根拠になる。
FY2025(2025年3月期)の売上は₹77.5 croreで前年比33.3%増。従業員は約175人、累計調達額は約2,639万ドルで、シリーズBの段階にある。7ラウンドという回数は、比較的小口の資金を重ねてきたことを示している。
ギーや圧搾油は日本でも輸入食材として扱いがある品目である。インド側で産地から加工まで一貫して持つ事業者は限られるため、原料の素性を説明できる相手として見ておく価値がある。
ギーを日本へ輸入する場合、乳製品としての扱いになるため検疫の条件を確認する必要がある。圧搾油は原料の種類によって食品表示の記載が変わる。いずれも数量の前に、書類が揃うかどうかを確かめるほうが早い。