この記事の要約
BIRA 91(B9 Beverages)は2015年デリー創業のクラフトビールブランド。2025年以降の資金繰り悪化により2026年8月時点も生産を停止中。創業者Ankur Jain氏は2026年7月に取締役を退任し保有株17.8%を放棄。FY24売上約63.8億ルピー、純損失約74.8億ルピー。既存投資家主導の再建案がまとまり3〜6ヶ月以内の操業再開を目指す。IPO計画は中断している。
本記事は2026年8月1日時点で確認できたインド現地の公的資料・報道をもとに作成しています。インドは税制・規制の改正が頻繁で、記載内容がその後変更されている場合があります。実際の事業判断にあたっては、所管省庁・現地の専門家など一次情報源で最新の内容をご確認ください。
BIRA 91は、インドのクラフトビール革命を牽引するB9 Beverages社のフラッグシップブランド。2015年の発売以来、若年層を中心に急速にファンを獲得しインド有数のビール企業に成長したが、2025年以降は資金繰りが悪化し、2026年8月時点で生産を停止している。
目次
企業概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設立年 | 2015年 |
| 本社 | デリー |
| 創業者 | Ankur Jain(2026年7月に取締役を退任・保有株17.8%を放棄) |
| 売上高 | 約63.8億ルピー(FY2024、₹638 crore/約111億円)。純損失74.8億ルピー(₹748 crore) |
| 従業員数 | 約1,000人 |
| 上場 | 非上場(IPO計画は中断) |
| 主要投資家 | Peak XV Partners、キリンHD、Sofina |
最新の動向(2025-2026年)
2025年7月以降、複数州での酒類免許の再取得手続きが滞ったことなどから生産が停止し、2026年8月時点でも再開していない。負債は約100億ルピー(₹1,000 crore)規模に膨らみ、2026年7月には創業者のAnkur Jain氏が取締役を退任、保有していた17.8%の株式を手放して経営から離れた。Peak XV Partners、キリンホールディングス、Anicut Capital、Hero Corporate Servicesのファミリーオフィスなど既存投資家・債権者が参加する再建案がまとまり、未払いの給与・仕入代金と法定債務を処理したうえで3〜6ヶ月以内の操業再開を目指している。キリンHDは保有分の評価損を計上済みで、持分売却も検討していると報じられている。IPO計画は中断している。
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