Boba Bhaiは、バブルティーと韓国のストリートフードを組み合わせたQSRチェーンである。2023年の創業から92店舗を超え、FY2026(2026年3月期)の売上は前年比145%増の₹70 croreになった。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Boba Bhai |
| 設立年 | 2023年 |
| 本社 | ベンガルール(カルナータカ州) |
| 創業者 | Dhruv Kohli |
| 売上高 | ₹70 crore(FY2026=2026年3月期/前年の₹28 croreから145%増) |
| 純損失 | ₹12.5 crore(FY2026/前年の₹9.5 croreから32%拡大) |
| 店舗数 | 92店舗超(2026年3月時点)、月間注文8万件超 |
| 累計調達額 | 約985万ドル(直近は2026年3月の₹40 crore) |
バブルティーだけの店は単価が低く、滞在時間も短い。Boba Bhaiは45種類以上のバブルティーに加えて、韓国風バーガー、韓国フライドチキン、ライスとヌードルのボウル、フライドポテトを置いた。飲み物だけの店から、食事のできる店へ振っている。
インドで韓国の食べ物が売れるようになったのは、動画配信で韓国のドラマや音楽に触れる層が増えたためである。辛味の系統がインドの味覚と遠くないことも、受け入れられた理由になる。
売上はFY2025(2025年3月期)の₹28 croreからFY2026(2026年3月期)の₹70 croreへ145%伸びた。一方で純損失も₹9.5 croreから₹12.5 croreへ32%広がっている。会社側は出店への先行投資によるものと説明している。
2026年3月に₹40 crore(約430万ドル)を調達し、累計調達額は約985万ドル。8i VenturesとTitan Capital(Winners Fund)などが入り、評価額は前回の5倍になった。月間の注文は8万件を超える。FY2027は200〜250%の増収を目標に掲げている。
創業3年で92店舗という速さは、店舗の規模が小さく、厨房の工程が単純だからこそ成立している。バブルティーは抽出とトッピングの組み合わせで、調理の熟練を必要としない。
インドの都市部で、若年層向けに新しいカテゴリーを立ち上げたい場合の進め方が見える。既存の食習慣を置き換えるのではなく、動画配信で認知のある外国の食べ物を持ち込み、味は現地に寄せるという組み立てである。
日本の食べ物も同じ経路が使える。ただし、辛味の系統が合うかどうかは確認が要る。韓国の食べ物が受け入れられた背景には、唐辛子を使う料理という共通点があった。日本食は出汁の旨味が中心で、そのままでは味が薄いと受け取られることが多い。