Chai Pointは、店頭でチャイを売る店舗網と、オフィスに抽出機を置く職場向けの供給を並行して回しているチェーンである。職場向けの拠点数は店舗数の20倍近い。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営法人 | Mountain Trail Foods Private Limited(2008年6月4日設立) |
| ブランド開始 | 2010年 |
| 本社 | ベンガルール(カルナータカ州) |
| 共同創業者 | Amuleek Singh Bijral(CEO)、Tarun Khanna(ハーバード・ビジネス・スクール教授) |
| 売上高(営業収益) | ₹217.2 crore(2025年3月期)。他の収入₹17.5 croreを含む総収入は₹234.7 crore(前期₹209 croreから12%増) |
| 純損失 | ₹40 crore(前期₹45.7 croreから12.5%縮小) |
| 展開規模 | 9都市に180店舗超、職場向け拠点3,500カ所超 |
| 上場 | 非上場 |
店頭で売るだけでなく、オフィスに自動抽出機を置いて継続的に供給する形を併走させている。店舗の売上は立地に左右されるが、職場向けは一度入れば解約されるまで出荷が続く。3,500カ所超という拠点数は、180店という店舗数の20倍近い。
インドのチャイは屋台で₹10前後から買える。チェーンが単価を上げて成り立たせるには、味より先に「そこで買う理由」が要る。職場に置いてしまえば、その理由を立地ではなく設置に置き換えられる。
2025年3月期の総費用は₹274.3 croreで、総収入₹234.7 croreを上回る。本業の営業収益₹217.2 croreと比べると、1ルピー稼ぐのに1.26ルピーを使っている計算になる。原価は12%増の₹98 crore。純損失は₹40 croreと前期の₹45.7 croreから12.5%縮んだが、黒字までの距離はまだ残る。
数字を読むときに注意が要るのは「売上」の中身である。₹234.7 croreには他の収入₹17.5 croreが含まれており、本業の営業収益は₹217.2 crore、総収入の93%にあたる。インドの企業データベースは総収入を「Revenue」として載せることがあり、報道の営業収益と一致しないことがある。
インスタントのティーバッグ、リーフティー、スナックへと品目を広げ、店舗以外の売り方を増やしている。日本の飲料・茶葉メーカーから見ると、職場向けの設置型という販路をすでに持っている相手であり、抽出機に載せる原料の供給という形で接点を作りやすい。