Monginisは、インド全土に1,000店舗超を持つベーカリーのフランチャイズチェーンである。手の届く値段の誕生日ケーキを売る店として、半世紀以上この位置にいる。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Monginis Foods Pvt Ltd |
| 創業 | 1902年(イタリア人兄弟がムンバイで創業) |
| 経営 | 1956年にKhorakiwala家が買収、以降も同族が経営 |
| 本社 | ムンバイ(マハラシュトラ州) |
| 店舗数 | 1,000店舗超(うち専門のケーキショップは公式サイト表記で700店超) |
| 来店数 | 1日あたり約14万人(同社公表) |
| フランチャイズ | 1971年に導入。ケーキショップはすべて加盟店の所有 |
| 海外 | エジプトにも出店 |
インドで誕生日にケーキを切る習慣は、もともと都市部の一部のものだった。それが半世紀かけて地方へ広がり、いまでは全国で当たり前の行事になっている。Monginisはその広がりに合わせて店を増やしてきた。
価格帯は低い。ホールケーキが数百ルピーから買える水準で、家族が年に何度も買える。1日あたり約14万人が店を訪れるとされ、単価ではなく回数で成り立つ商売になっている。
創業は1902年で、イタリア人兄弟がムンバイで菓子店を開いたのが始まりである。1956年にKhorakiwala家が買い取り、1971年にフランチャイズ方式へ切り替えた。以降50年以上かけて全土に広げ、専門のケーキショップは公式サイトで700店を超えるとしている。エジプトにも出店している。
ケーキは日持ちしない。全国に1,000店を超える網を維持するには、どこで焼くかという設計が要る。Monginisは地域ごとに工場を持ち、そこから加盟店に配る形をとってきた。加盟店は販売に専念する。
この分担により、加盟店の初期投資が抑えられる。厨房設備を持たずに済むため、小さな店でも開ける。1,000店を超える規模は、この仕組みによって成立している。
誕生日ケーキ、パン、クッキー、ペストリー、スナック類を置く。季節限定のSwicy Cake(甘辛のケーキ)のような企画商品も出している。
インドのベーカリー市場は価格帯で分かれている。Theobromaのような高価格帯(1店あたりの単価が高く、都市部の直営中心)と、Monginisのような大衆価格帯(加盟店が販売に専念し、数で稼ぐ)である。日本の製菓・製パンの技術や資材を売る場合、どちらを相手にするかで求められるものが違う。
Monginisのような大衆価格帯では、原価を上げる提案は通らない。歩留まりを上げる、日持ちを延ばす、作業工程を減らすといった、費用を下げる方向の技術に需要がある。冷凍生地やミックス粉はその文脈で検討される。