Parag Milk Foodsは1992年設立の乳業で、チーズと牛ギーに強い。ギーの「Gowardhan」、チーズの「Go」に加えて、インド国産のホエイプロテイン「Avvatar」を立ち上げた会社でもある。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Parag Milk Foods Limited |
| 設立年 | 1992年 |
| 本社 | プネー(マハラシュトラ州) |
| 創業者 | Devendra Shah |
| 連結売上高 | ₹3,818 crore(FY2026=2026年3月期/約664億円)。FY2025は₹3,432 crore |
| 主要ブランド | Gowardhan(ギー)、Go(チーズ)、Pride of Cows、Avvatar(ホエイプロテイン)、Topp Up |
| 設備 | 国内最大級のチーズ工場、5,000頭超のホルスタインを飼う自動化農場 |
| 上場 | BSE/NSE上場 |
全国的に食べられてきた乳製品はパニール(非熟成のフレッシュチーズ)である。ヒマラヤ圏のチュルピやベンガルのバンデルのように在来の熟成チーズもあるが、いずれも地域限定で全国の食習慣にはならなかった。モッツァレラやチェダーの需要が生まれたのは、ピザとバーガーのチェーンが広がってからである。
熟成チーズは原料乳の質が直接出る。乳量を増やすために水を足したり、脂肪分を調整したりした乳では作れない。Parag Milk Foodsは5,000頭を超えるホルスタインを飼う自動化農場を持ち、原料から管理している。プレミアム牛乳の「Pride of Cows」はここから直販している。
パック済チーズの小売ではAmulが首位で、同社の「Go」はそれに次ぐ位置にある。国内最大級のチーズ工場を持つ。
チーズを作ると、大量のホエイ(乳清)が出る。かつては廃棄されるか飼料に回されていたが、これを乾燥させて粉にすればホエイプロテインになる。同社の「Avvatar」は、インドで作られた数少ないホエイプロテインである。
インドのプロテイン市場は輸入品が中心で、偽物や成分表示と中身が合わない製品も問題になってきた。国内で原料から一貫して作れることは、その文脈で意味を持つ。
FY2026(2026年3月期)の連結売上は₹3,818 croreで、FY2025の₹3,432 croreから増えた。
インドでピザやバーガーのチェーンを展開するとき、チーズの調達先の候補になる会社である。業務用のモッツァレラは溶け方と伸び方の仕様が細かく、試作を重ねる必要がある。国内最大級の設備を持つ相手なら、その調整に応じられる可能性が高い。
ホエイプロテインを国内で作れる数少ない事業者でもあり、プロテイン食品や栄養補助食品の原料調達でも接点がある。日本向けに引く場合は、アレルゲン表示と残留物質の基準をどこまで満たせるかが確認点になる。