Raw Presseryは、インドでコールドプレスジュースという売り方を広げたブランドである。約3,449万ドルを調達しながら、2021年に₹100 croreの評価額でWingreens Farmsに買われた。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設立年 | 2013年 |
| 本社 | ムンバイ(マハラシュトラ州) |
| 創業者 | Anuj Rakyan(2021年の買収時に全株を売却し退任) |
| 売上高 | ₹154.2 crore(2025年3月期/前期₹120.2 croreから28.3%増。Inc42集計で、営業収益と総収入の区別は示されていない) |
| 累計調達額 | 約3,449万ドル(11ラウンド/直近は2018年8月) |
| 上場 | 非上場(Wingreens World傘下) |
| 主な製品 | コールドプレスジュース、スムージー、ジュースクレンズ |
2021年1月、スナックとソースのWingreens Farmsが₹100 croreの評価額でRaw Presseryを買収した。直前の資金調達時の評価額の5分の1という水準で、創業者のAnuj Rakyan氏と投資家はここで全て降りている。累計で約3,449万ドルを集めた末の決着だった。
単独での最後の開示となった2018年3月期は、売上₹32 croreに対して純損失₹48 crore。加熱殺菌をしないコールドプレス製法は賞味期限が短く、冷蔵で運ばなければならない。インドの都市部でも配送網と廃棄率の負担が重く、単価を上げても採算に届かなかった。
常温で流通できる果汁飲料が₹20前後で買える市場に、冷蔵で₹100を超えるジュースを置く。値段の差は、鮮度と無添加という説明だけでは埋まりにくい。棚に並べる側も、回転しなければ廃棄を抱える。
同じ課題は日本のチルド飲料にもあるが、インドは配送距離と気温の条件が厳しく、冷蔵の切れ目が出やすい。日本企業がインドでチルド前提の商品を出すときに、先に確認しておきたい前例になる。
Wingreens World傘下に入って以降は同グループの販路に乗る形になり、クイックコマースでの取り扱いが増えている。Inc42の集計では2025年3月期の売上は₹154.2 croreで前期比28.3%増。ただしこの数字が営業収益か総収入かは示されていない。