Restaurant Brands Asiaは、バーガーキングをインドで展開する独占権を持つ会社である。インドネシアの子会社ではバーガーキングに加えてPopeyesも運営しており、インドとASEANを同じ会社で回している数少ない例にあたる。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Restaurant Brands Asia Limited |
| 事業開始 | 2014年 |
| 本社 | ムンバイ(マハラシュトラ州) |
| 連結売上高 | ₹2,823 crore(FY2026=2026年3月期/約491億円)。FY2025は₹2,551 crore |
| インド事業の売上 | ₹2,271.7 crore(FY2026/前年比15.4%増) |
| 店舗数 | 743店(2026年3月末。インド581店、インドネシア162店=Burger King 137・Popeyes 25) |
| 運営ブランド | Burger King(インド・インドネシア)、Popeyes(インドネシア) |
| 上場 | BSE/NSE上場 |
インドでのバーガーキング展開を2014年に始め、直営に加えてサブフランチャイズでも店舗を増やしてきた。インドでは牛肉を使わず、鶏肉とマトンで肉のメニューを構成し、ベジタリアン向けの比率を高くとっている。看板のワッパーも鶏肉版が主力になる。
インドネシアはイスラム教徒が人口の大半を占めるため、豚肉を使わないハラール対応が前提になる。同じグループが、牛を避ける市場と豚を避ける市場の両方を運営していることになる。
FY2026(2026年3月期)の連結売上は₹2,823 croreで、FY2025の₹2,551 croreから増えた。うちインド事業は₹2,271.7 croreで前年比15.4%増。店舗数は2026年3月末でインド581店、インドネシア162店の合計743店である。
インドのQSRで最大なのはドミノ・ピザ(2,455店)で、バーガーではマクドナルドとバーガーキングが競っている。Westlifeが担う西・南インドのマクドナルドが482店、バーガーキングのインドが581店。店舗数では拮抗している。
ただし客単価も原価も似通っているため、差がつくのは立地と回転になる。両社ともモールとオフィス街に集中しており、住宅地への展開は限られる。
インドと東南アジアをまとめて見たい日本の外食にとって、両市場の運営を実務で知っている相手は貴重である。宗教上の制約が違う2つの市場で、同じブランドをどう作り分けたかという経験は、聞く価値がある。
また、同社は直営とサブフランチャイズを併用している。インドで出店を任せる相手を探す場合、サブフランチャイズの運営実績があるかどうかは判断材料になる。