Subko Coffeeは、スペシャルティコーヒー、クラフトパン、Bean-to-Barチョコレートを1つの店で扱うムンバイ発のカフェである。インドに産地のある2つの作物を、どちらも自社で加工している。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Subko Coffee |
| 設立年 | 2020年 |
| 本社 | ムンバイ(マハラシュトラ州) |
| 創業者 | Rahul Reddy |
| 拠点 | バンドラ(ロースタリー兼カフェ)、コラバ(The Cacao Mill)、The Craftery ほか |
| 取扱 | スペシャルティコーヒー、クラフトブレッド、Bean-to-Barチョコレート、ヴィエノワズリー |
| 出資者 | Zerodha創業者のNikhil Kamath ほか |
| 上場 | 非上場 |
コーヒーもカカオも、インドに産地がある。コーヒーはカルナータカ州のクールグやチクマガルール、タミルナードゥ州のニルギリが知られる。カカオは南インドで栽培され、ここ数年は品質を上げる動きが出ている。
Subkoはこの両方を自社で加工する。コーヒーは生豆を仕入れて焙煎し、カカオは豆から板チョコレートまで一貫して作る(Bean-to-Bar)。産地から店頭までの間に入る業者を減らすことで、原料の素性を説明でき、仕上がりも自分で決められる。
焙煎とカカオの加工を同じ会社で抱える例は多くない。どちらも焙煎という共通の工程を持つため、設備と技術に重なりがある。
創業者のRahul Reddyは米国で育ち、ヨーロッパで開発エコノミストとして働いたのちインドに戻り、2020年にSubkoを設立した。ムンバイのバンドラに最初のロースタリー兼カフェを開き、その後コラバ地区のThe Cacao Mill、The Craftery と拠点を増やしている。
シングルオリジンとブレンドのスペシャルティコーヒーを中心に、少量仕込みのクラフトブレッド、Bean-to-Barチョコレート、クロワッサンなどのヴィエノワズリーを置く。ハリームのキッシュやバターチキンのポットパイなど、インドの料理を洋菓子・パンの形に移した品目も並べている。
出資者にはZerodha創業者のNikhil Kamath氏が名を連ねる。
インド産のカカオを調達したい場合の相手として見ておける。日本の製菓業界ではガーナやエクアドルの豆が中心で、インド産は流通が少ない。産地から加工まで押さえている事業者は限られるため、素性の説明ができる相手は貴重である。
コーヒーについても、インドの産地から直接引くときの窓口になる。日本の焙煎業者がインドの豆を扱う場合、農園との直接取引は手続きが重い。現地で焙煎まで持つ会社を通すという選択肢がある。