Vadilal Industriesは、アイスクリームとフローズンデザートを主力にしつつ、冷凍野菜や果物ピューレ、レトルト食品を輸出している会社である。1907年のソーダ店から始まった。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | Vadilal Industries Limited |
| 創業 | 1907年(Vadilal Gandhiによるソーダ店として) |
| 本社 | アーメダバード(グジャラート州) |
| 連結売上高 | ₹1,503 crore(FY2026=2026年3月期/前年比21%増、約262億円)。FY2025は₹1,240 crore |
| 事業 | アイスクリーム・フローズンデザート・ジュース・キャンディ/冷凍果物・野菜、缶詰フルーツパルプ、RTE・RTS食品の輸出 |
| 上場 | BSE/NSE上場 |
国内はアイスクリームが中心である。インドのアイスクリームは協同組合のAmulが強く、地域ごとにも老舗がある。Vadilalはグジャラートを本拠に全国へ広げてきた。
一方で輸出は、冷凍野菜・果物とレトルト食品が柱になっている。海外のインド系食料品店向けに、冷凍パラタやサモサ、マンゴーパルプを出している。国内で売れるものと海外で売れるものが違うため、同じ冷凍設備を使いながら中身は別の事業になっている。
FY2026(2026年3月期)の連結売上は₹1,503 croreで、FY2025の₹1,240 croreから21%増えた。
長く続いていた創業家3系統の間の争いは、2025年3月に覚書を結んで整理に動いているが、商標をめぐる係争はその後も報じられている。
同族経営の会社と取引する場合、こうした内部の争いは供給の安定に影響しうる。契約の相手がどの法人で、ブランドの使用権がどこにあるかを確認しておく必要がある。
日本向けに冷凍のマンゴーパルプや冷凍野菜を調達する場合の候補になる。輸出の実績が長く、冷凍でのコンテナ輸送に慣れている点は、初めてインドから冷凍品を引くときの安心材料になる。
インドから冷凍品を輸入する場合、港での通関に時間がかかり、その間の温度管理が品質を左右する。輸出の実績がある相手は、リーファーコンテナの手配と書類の整え方を知っている。価格だけでなく、この経験の有無が実務では効いてくる。
あわせて、冷凍パラタやサモサといったインドの冷凍食品は、日本のインド料理店やエスニック食材店の仕入れ先としても見られる。