WayCool Foodsは、農家から集めた農産物を小売店や飲食店に届けるサプライチェーンの会社である。インドのアグリテックでは最大級の資金を集めたが、2023年以降は人員削減が続き、いまは縮小と立て直しの局面にある。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | WayCool Foods and Products Private Limited |
| 設立年 | 2015年 |
| 本社 | チェンナイ(タミルナードゥ州) |
| 共同創業者 | Karthik Jayaraman、Sanjay Dasari(Dasari氏は2024年12月に退任) |
| 売上高 | ₹1,261.8 crore(FY2023=2023年3月期。以降の通期実績は公表されていない) |
| 従業員数 | 公表値が定まらない(登記書類ベースでは2025年3月末で約160人、求人系の集計では数百人規模) |
| 累計調達額 | 約3億356万ドル(17ラウンド。直近は2026年3月) |
| 上場 | 非上場 |
| 公式サイト | waycool.in |
農産物の集荷、選別、保管、配送を自社で組み立て、小売店・飲食店・加工業者に届ける。生鮮に加えて穀物や乳製品、加工品まで扱う品目を広げていた。
調達額はインドのアグリテックで最大級に達したが、品目を広げた分だけ在庫と物流の負担が重くなり、収益化が追いつかなかった。
2023年7月に300人超、2024年2月に70人、その後さらに200人超と、3度にわたる人員削減を実施した。従業員数はピーク時の2,000人超から大きく減った。2024年7月時点の報道では、給与の遅配や取引先からの入金遅延に触れつつ、4,000万ドル規模のブリッジラウンドの75%を確保したとされていた。共同創業者のSanjay Dasari氏は2024年12月に執行職を退き、アドバイザーに移っている。累計調達額は集計する媒体により2億7,600万〜3億400万ドルと幅がある。
公表されている直近の通期実績はFY2023の₹1,261.8 croreで、それ以降の数字は開示されていない。
インドのアグリテックは資金調達額と事業の持続性が必ずしも一致しない。仕入れ先や物流の委託先を選ぶときは、調達額の大きさではなく、直近の開示と従業員数の推移まで確認しておきたい。WayCoolはその実例である。