Slurrp Farmは、ラギやジョワールといったミレット(雑穀)を主原料にした子供向け食品のブランドである。売上は伸びているが、赤字はそれ以上の速さで広がっている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営法人 | Wholsum Foods Private Limited(2013年3月30日設立) |
| ブランド開始 | 2016年 |
| 本社 | デリー |
| 共同創業者 | Meghana Narayan、Shauravi Malik、Umang Bhattacharyya |
| 売上高 | ₹97.4 crore(2025年3月期/前期₹73.2 croreから33.1%増) |
| 純損失 | ₹32.7 crore(2025年3月期/前期₹25.26 croreから約30%拡大) |
| 従業員数 | 約104人(2025年8月末時点/Tracxn集計) |
| 累計調達額 | 約2,320万ドル(7ラウンド/直近は2026年2月のシリーズC) |
| 主なブランド | Slurrp Farm(子供向け)、Millé(大人向け) |
2025年3月期の売上は₹97.4 crore、前期比33.1%増。一方で純損失は₹32.7 croreと、前期の₹25.26 croreから約30%広がった。売上1に対して0.34の赤字を出している計算になる。販促費をかけて棚を取りにいく局面が続いている。
インドの子供向け食品は、従来ブランドが強い一般の棚と、値段の高さを許容するD2Cの棚が分かれている。後者で伸ばすほど広告と配送の負担が増えるという構造は、日本のD2C食品と変わらない。
ラギ(シコクビエ)やジョワール(モロコシ)を主原料に、シリアル、クッキー、ヌードル、パスタを並べる。麦や米に雑穀を混ぜるのではなく、雑穀のほうを主原料に据えた構成になっている。
2023年の「国際雑穀年」でミレットの認知が上がったあと、子供向けに加えて大人向けのMilléを立ち上げ、対象年齢を広げた。出資者には女優のAnushka Sharma氏が名を連ねる。2026年2月には追加のシリーズCがあり、累計調達額は約2,320万ドルになった。
日本の離乳食・幼児食は米と小麦が前提で、雑穀は補助的に混ぜる扱いが多い。Slurrp Farmは逆に雑穀を主役に置き、その上で子供が食べる形(クッキー、ヌードル、パンケーキミックス)に落としている。原料側から棚を組み立てた例として、素材の並べ方が違う。