インドの食品市場は年平均成長率9%で拡大を続けており、日系食品メーカーにとって最も魅力的な海外市場の一つです。食品展示会への出展は、市場調査、バイヤー開拓、ブランド認知向上を同時に実現できる有効な手段です。本記事では、2025-2026年にインドで開催される主要食品展示会のカレンダーと、出展を成功させるための戦略を解説します。
2025-2026年 インド主要食品展示会カレンダー
AAHAR 2025(終了)
開催期間:2025年3月4日〜8日
会場:Bharat Mandapam, New Delhi
主催:ITPO(India Trade Promotion Organisation)
インド最大級のB2B食品・ホスピタリティ展示会。政府系機関が主催し、国内外のバイヤーが多数来場。
AAHAR 2026
開催期間:2026年3月(日程TBC)
会場:Bharat Mandapam, New Delhi
2025年の成功を受けて、2026年もさらなる規模拡大が見込まれます。
SIAL India 2026
開催期間:2026年4月10日〜12日
会場:Jio World Convention Centre, Mumbai
フランス発の国際食品展示会SIALのインド版。グローバルブランドと現地バイヤーをつなぐ場として注目度が高い。
FI India 2026
開催期間:2026年8月26日〜28日
会場:Mumbai
食品原料・添加物に特化した専門展示会。B2B製品の市場開拓に効果的。
Anuga Select India 2026
開催期間:2026年9月29日〜10月1日
会場:Mumbai
世界最大級の食品見本市Anugaのインド版。厳選されたバイヤーが来場する質の高い展示会。
Annapoorna Interfood 2026
開催期間:2026年12月9日〜11日
会場:Mumbai
インドの食品・飲料業界を包括的にカバーする大型展示会。
Indus Food 2027
開催期間:2027年1月8日〜10日
会場:Greater Noida, UP
インド最大級の食品輸出促進イベント。TPCI(Trade Promotion Council of India)主催。
出展成功のための5つの戦略
1. ターゲットバイヤーの事前リサーチ
展示会の来場者リストや過去の出展者情報を事前に入手し、商談したいバイヤーを特定しておきましょう。事前のアポイントメント取得が成功の鍵です。
2. ベジタリアン対応製品の準備
インドの消費者の約30%がベジタリアンです。宗教的配慮を反映した製品ラインナップは、バイヤーへのアピール力を大幅に高めます。
3. FSSAI認証の取得
インド市場で食品を販売するにはFSSAI認証が必須です。展示会出展前に認証取得を完了させ、ブースで認証マークを表示することで信頼性を高めましょう。
4. 価格戦略のローカライズ
インド市場向けの価格設定を事前に検討しておくことが重要です。ローカライズした価格帯で提案できる準備を整えましょう。
5. フォローアップ体制の構築
展示会後の迅速なフォローアップが成約率を左右します。現地パートナーと連携したフォローアップ体制を事前に構築しておくことをお勧めします。
日系企業がどう動くべきか
インドの食品市場は2026年までに1兆4,070億ドル規模に達する見込みです。展示会出展は単なる「名刺交換の場」ではなく、市場調査、パートナー発掘、ブランド構築を一度に実現できる戦略的投資です。特にAAHARやSIAL Indiaなどの大型展示会は、インド市場への本格参入を検討する日系食品メーカーにとって最適なエントリーポイントとなります。
