インドの食品展示会は、買い手を探す場、つくる設備を見る場、そしてインドから買う商談会に分かれています。本記事では主要な展示会の次回の会期と、出展を決める前に押さえておくことをまとめます。個別の展示会の詳細と最新の日程はインドの展示会一覧にまとめています。
2026年9月19日時点で主催者が公表している日程です。会期は動くことがあるため、申し込みの前に各展示会の公式サイトでご確認ください。
| 展示会 | 次回の会期 | 会場 | 性格 |
|---|---|---|---|
| Anuga FoodTec India 2026 | 2026年9月29日〜10月1日 | Bombay Exhibition Centre(ムンバイ) | 加工・包装の設備 |
| Anuga Select India 2026 | 2026年9月29日〜10月1日 | Bombay Exhibition Centre(ムンバイ) | 食品・飲料を売る |
| drinktec India 2026 | 2026年10月28日〜30日 | Bombay Exhibition Centre(ムンバイ) | 飲料・乳業の設備 |
| ProWine Mumbai 2026 | 2026年11月18日〜19日 | Jio World Convention Centre(ムンバイ) | ワイン・蒸留酒 |
| KISAN 2026 | 2026年12月9日〜13日 | PIECC(プネ近郊モシ) | 農業・収穫後処理 |
| Indusfood 2027 | 2027年1月8日〜10日 | India Expo Centre & Mart(グレーターノイダ) | インドから買う商談会 |
| India HoReCa Expo | 2027年1月20日〜22日 | Tripura Vasini, Palace Ground(ベンガルール) | ホテル・外食の業務用 |
| AAHAR 2027 | 2027年3月2日〜6日 | Bharat Mandapam(ニューデリー) | 食品・ホスピタリティ総合 |
| Fresh India Show 2027 | 2027年4月23日〜24日 | CIDCO Exhibition Centre(ナビムンバイ) | 青果・生鮮流通 |
| Food & Drink Processing Expo 2027 | 2027年4月28日〜30日 | ベンガルール(会場は公式サイトで要確認) | 食品・飲料の加工設備 |
| SIAL India 2027 | 2027年6月24日〜26日 | Jio World Convention Centre(ムンバイ) | 食品・飲料を売る |
| Fi India | 2027年9月29日〜10月1日 | BIEC(ベンガルール) | 食品原料・添加物 |
AAHAR 2026は2026年3月10日〜14日にBharat Mandapamで開かれ、国内外から12万5,000人を超える来場があったと主催者が発表しています。Fi Indiaの第20回は2026年8月26日〜28日にムンバイで開かれました。SIAL Indiaは2026年4月にムンバイで予定されていた回が延期となり、主催者はデリー版と統合した次回を2027年6月と案内しています。
World Food Indiaは食品加工業省が主催する国際イベントで、直近の第4回は2025年9月にニューデリーで開かれました。全国版は隔年開催に移り、次回はWorld Food India 2027とされています。その間の年に開く予定だった地域版4回は、2026年6月17日に中止が発表されました。
出展者リストと来場登録の案内は会期の数か月前に公開されます。会いたい企業を先に決め、主催者の商談マッチングか直接の連絡でアポイントを入れておくと、会期中の動きが変わります。
インドには肉や魚を食べない層が一定の割合でおり、州や宗教によって比率が変わります。包装食品には菜食か非菜食かを示すマークの表示が求められ、乳や蜂蜜は非菜食の判定から除かれます。自社の商品がどちらに当たるかを整理しておくと、宗教的配慮をめぐる質問にその場で答えられます。
インドで食品を販売するには、輸入者側にFSSAIのライセンスと輸出入コード(IEC)が要ります。一方、展示用のサンプルや試食用の食品は販売用とは扱いが分かれ、展示専用であることの表示や、会期後の処理まで含めた手続きが必要です。誰が輸入者になるのか、持ち込む食品を売るのか展示だけなのかを、出発前に決めておいてください。
インドの売り場に並ぶときの価格を先に置いてみてください。輸入諸掛かりと流通のマージンを乗せた小売価格が、同じ棚の商品と比べて説明できるかどうかで、商談の進み方が変わります。ローカライズは味や容量だけの話ではありません。
会期中に集めた名刺は、日本に戻ってからでは動きません。誰がいつ返信するのか、見積もりは誰が出すのかを決めてから渡航してください。現地パートナーがいる場合は、その場で引き継げるようにしておきます。
展示会は名刺交換の場ではなく、どのチャネルから入るかを決めるための調査の場です。会場で会えるのは出展している会社なので、その商品が実際にどの棚に並び、いくらで売れているかは街に出ないと分かりません。当社は会期の前後に売り場と厨房、物流の現場を回るインド視察ツアーを組んでいます。どの展示会に行くべきかを決める段階でも、判断の材料になります。
買い手に売り込むならAAHAR(ニューデリー・3月)とAnuga Select India(ムンバイ・9月末)、原料ならFi India、インドから買うならIndusfood(グレーターノイダ・1月)です。設備を見るならAnuga FoodTec Indiaやdrinktec Indiaがあります。目的で使い分けてください。
食品原料・添加物にしぼったFi Indiaが該当します。来場するのはインドの食品メーカーの研究開発と購買で、完成品ではなく中身を売り込む場です。次回は2027年9月29日〜10月1日にベンガルールで開かれます。
ムンバイで9月末に開かれるAnuga Select Indiaと、ニューデリーで3月に開かれるAAHARが候補になります。どちらも主催者が来場対象として輸入・流通、小売、HoReCaの調達担当を挙げています。相手の所在地に合わせて選んでください。
肉や魚を食べない層の比率は州や宗教によって変わります。まず自社の商品が菜食と非菜食のどちらに当たるかを整理してください。インドの包装食品にはその区分を示すマークの表示が求められ、乳や蜂蜜は非菜食の判定から除かれます。
販売する場合は、輸入者側にFSSAIのライセンスと輸出入コード(IEC)が必要です。展示や試食のために持ち込むサンプルは販売用と扱いが分かれ、展示専用であることの表示や会期後の処理まで手続きが決まっています。どちらに当たるかで準備が変わるため、輸入を任せる相手と先に確認してください。
いきなり出展せず、まず来場者として一度回ってみる方法があります。AAHARやAnuga Select Indiaを歩き、どの価格帯の商品が並び、誰が買い付けに来ているかを見てから出展を決めると、ブースの構成も持ち込む商品も絞れます。会期の前後に売り場を回れば、同じ渡航で判断材料が増えます。