Zomatoとは?意味・関連サービス・活用事例を解説

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Zomato(ゾマト)とは

Zomatoは2008年設立のインド最大のフードデリバリー・クイックコマース企業です。2021年にインド証券取引所に上場し、現在はフードデリバリー、Blinkit(クイックコマース)、Hyperpure(B2B食材供給)、Going-out(外食支援)など多角的な事業を展開しています。インドのオンラインフードデリバリー市場でシェア57%を占める業界リーダーです。

Zomatoの事業規模【2025年最新】

売上高と収益

FY2025の売上高は約20,243クロール(約24億ドル)を記録し、フードデリバリー、Blinkit、Hyperpure、サブスクリプションの各事業が成長を牽引しています。

Blinkit(クイックコマース)の急成長

Zomato傘下のBlinkit(旧Grofers)はクイックコマース市場のリーダーとして急成長しています。

  • FY2025売上高:約5,206クロール(前年比約126%増)
  • Q4 FY2025 GOV:9,421クロール(前年同期比134%増)
  • 市場シェア:インドのクイックコマース市場で45%のシェアを獲得(Swiggy Instamart 27%、Zepto 21%)
  • 店舗網:1,500以上のダークストアを153都市で運営。2025年末までに2,000店舗を目標

ZomatoはBlinkit買収(2022年)以降、約4,300クロールを投資しており、2025年2月だけで1,500クロールを追加投入しています。

Zomatoの主要サービス

フードデリバリー

Zomatoのコア事業であるフードデリバリーは、インド全土の主要都市で展開。レストランの検索・注文・配達をワンストップで提供しています。シェア57%で業界首位です。

Blinkit(クイックコマース)

食料品・日用品を10分以内に配達するサービス。ダークストアモデルを採用し、SKU(取扱品目)数も急速に拡大中です。2025年の大晦日にはZomatoとBlinkit合計で750万件の注文を処理するなど、ピーク時の処理能力も高い水準にあります。

Hyperpure

レストラン向けのB2B食材・資材供給サービス。品質管理された食材を飲食店に直接配送し、サプライチェーンの効率化を実現しています。

Going-out

レストラン予約、チケット販売、イベント情報など外食・エンターテインメント関連のサービスを統合的に提供しています。

インドのクイックコマース市場の展望

インドのクイックコマース市場は2024年に約33〜34億ドル規模で、2025年には50〜54億ドルに拡大する見通しです。2029年には約100億ドル規模に達すると予測されています。2024年のGMVは60〜70億ドルに膨らみ、2022年から5倍の成長を遂げました。eグロサリー注文の3分の2以上がクイックコマース経由となっています。

日系企業にとってのZomato・Blinkit活用法

  1. フードデリバリーでの日本食展開:Zomatoに日本食レストランを出店し、シェア57%のプラットフォームを活用して広範な消費者にリーチ
  2. Blinkitでの日本食品販売:調味料、インスタント食品、飲料などをBlinkitのダークストアに卸し、10分配達チャネルで販売。1,500以上の拠点・153都市をカバー
  3. Hyperpureへの食材供給:B2Bチャネルを通じて日本食材をインドの飲食店に供給するビジネスモデル
  4. 消費者データの活用:Zomato/Blinkitの膨大な注文データから、インドの食トレンドと消費者嗜好を分析

まとめ

ZomatoはFY2025売上高20,243クロールを記録するインド最大のフードテック企業です。特にBlinkit(クイックコマース)は前年比126%増の急成長を遂げ、市場シェア45%でリーダーの地位を確立しています。フードデリバリーからクイックコマース、B2B食材供給まで包括的なフードエコシステムを構築するZomatoは、インドの食品市場に参入する日系企業にとって最も重要なプラットフォームパートナーの一つです。

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この記事を書いた人

株式会社 SoJapanのアバター 株式会社 SoJapan 代表取締役

大手総合商社にて約8年間、グループ子会社の経営改革や出資先スタートアップとのJV設立を担当。その後インド駐在として、日系大手飲食チェーンのインド展開に従事し、現地に合わせたメニュー開発やマーケティングを推進。

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