イタリアCarpisaがバンガロール初出店──Neopolis Brandsと組み旅行バッグで100店体制を目指す

イタリアのバッグ・旅行用品ブランドCarpisa(運営はナポリのKuvera S.p.A.)が、現地企業Neopolis Brandsとの長期ライセンス契約でインドに初進出した。1号店はバンガロール東部WhitefieldのPhoenix Marketcityに開いた約2,500平方フィートの旗艦店で、トロリーケースやトラベルバッグを軸に、インド全土で100店超の展開を目指す。

目次

旗艦店だけでなく、最初から多チャネルで攻める

Carpisaのインド進出は単独店の開業にとどまらない。Phoenix Marketcityの路面型旗艦店に加え、Shoppers Stop(Bannerghatta店など)でのショップインショップ、Brigade Orion Mall(Rajajinagar)でのポップアップを同時に走らせている。さらにMyntra・Nykaa・Tata CLiQといったECモールと自社サイトでも販売し、立ち上げ初日から複数の接点を押さえる構えだ。

なぜ最初の市場がバンガロールなのか

進出の起点を南インドのIT集積都市バンガロールに置いたのは、可処分所得が高く出張・旅行需要の旺盛な層が厚いためとみられる。Carpisaは年内にバンガロールだけで3〜4店を構える計画で、まず一都市に密度をつくってから主要都市へ広げる典型的なローカル攻略型の出店戦略を取る。

日本企業が読むべき示唆

旅行・トラベル雑貨カテゴリーで日本ブランドがインドを狙う場合、現地パートナーへのライセンス供与と、モール旗艦店+百貨店ショップインショップ+大手ECの三層を同時に立てるCarpisaの型は参考になる。単独の直営店から始めるより、初期から面を取って認知と試着機会を一気に増やす設計だ。

項目 内容
ブランド Carpisa(伊・Kuvera S.p.A.)
インド側パートナー Neopolis Brands(長期ライセンス)
1号店 Phoenix Marketcity, Whitefield(バンガロール)
店舗面積 約2,500平方フィート
出店計画 インド全土で100店超/年内にバンガロールで3〜4店

あわせて読みたい:
スペインBershkaがバンガロール初出店――Mall of Asiaが欧州・若者ブランドの集積
UNIQLOがプネー初出店+バンガロール3号店を連続オープン――インド主要都市攻略を加速
インド大手小売が年間2,182店を新規出店――Reliance・DMartがTier2-3都市へ

出典:India RetailingIndian Retailer

この記事を書いた人

大手総合商社にて約8年間、グループ子会社の経営改革や出資先スタートアップとのJV設立を担当。その後インド駐在として、日系大手飲食チェーンのインド展開に従事し、現地に合わせたメニュー開発やマーケティングを推進。

目次