グジャラート州を地盤とする地場クイックサービスレストラン(QSR)「Ajay’s」が、全国展開に動き出す。Navsari(ナヴサリ)でSolanki兄弟が2014年に創業した同社は、165店・42都市を運営し、2026年にマハラシュトラ・マディヤプラデシュ・ラジャスタンなど州外への進出を開始、2027年までに500店体制を目指す。マクドナルドやKFCといった外資が手薄なバリュー価格帯で、バーガーと冷コーヒーを安く大量に売る土着QSRが地方から伸びている。
165店・42都市の地場チェーンが州外へ
Ajay’sは創業地Navsariに製造拠点を持ち、ベーカリー・乳製品・冷凍食品を内製する垂直統合型のQSRだ。地元密着でグジャラート州内に店舗網を築き、2026年からの州外展開で初めて全国ブランド化に挑む。外資チェーンが大都市を押さえる一方、地方発の同社は手の届く価格帯で面を取る逆方向の戦略を採る。
バリュー価格と大量販売のモデル
同社は1日あたりバーガー約2万個、冷コーヒー約1万5,000杯を売ると説明しており、低単価・高回転の典型的なバリューQSRだ。インドの外食市場は価格感度が高く、廉価帯で量をさばくモデルが地方都市で機能する。製造を内製化することで原価を抑え、フランチャイズ展開の利益率を確保する構造になっている。
日本企業の参入視点
外資不在のバリュー帯で地場QSRが全国化する流れは、日本企業に二つの示唆を与える。一つは、完成品ブランドで正面から競うより、冷凍食品・パン生地・コーヒー原料・包材といった供給網に入る道。もう一つは、こうした拡大期の地場チェーンと組み、日本式の品質管理やオペレーション設計で付加価値を出す道だ。地方発のスピード感を持つパートナー候補として注視に値する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本拠 | グジャラート州Navsari(2014年創業) |
| 現在の規模 | 165店・42都市 |
| 州外展開 | 2026年開始(マハラシュトラ等) |
| 目標 | 2027年までに500店、2030年に国内最大級へ |
| 1日販売(公称) | バーガー約2万個・冷コーヒー約1.5万杯 |
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