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Swiggy|売上51%増の裏で純損失が₹4,154 croreに膨らんだ2番手

2026.03.26

この記事の要約
Swiggyは2014年ベンガルール創業のフードデリバリー企業で、2024年11月にBSE/NSEへ上場した。CEOはSriharsha Majety。Eternal(旧Zomato)に次ぐ2番手で、クイックコマースのInstamartに資金を集中させている。FY2026(2026年3月期)の売上は₹23,053 crore(1 crore=1,000万ルピー)で前年比51.4%増だが、純損失は₹4,154 croreと前期の₹3,117 croreから拡大した。2025年9月には保有するRapido株を全株売却して₹2,400 croreを回収し、Instamartの拡大に充てている。インドの外食デリバリーはEternalとSwiggyの2社でほぼ全体を占めるため、出店側は両方に載せるのが前提になる。
本記事は2026年9月19日時点で確認できた各社の開示・報道をもとに作成しています。本文の金額はインドの一般的な表記に合わせ、₹1 crore=1,000万ルピーで記載し、円換算は1ルピー=1.7円台で計算した概算です。インド企業の店舗数・調達額・業績は短期間で変わるため、取引の判断にあたっては各社の公式発表など一次情報で最新の内容をご確認ください。

Swiggyは2024年11月に上場したフードデリバリー企業で、Eternal(旧Zomato)に次ぐ2番手にいる。クイックコマースのInstamartへ資金を集中させており、売上は伸びる一方で損失も広がっている。

企業概要

項目 詳細
設立年 2014年
本社 ベンガルール(カルナータカ州)
CEO Sriharsha Majety
売上高 ₹23,053 crore(FY2026=2026年3月期/前年比51.4%増、約4,010億円)。FY2025は₹15,227 crore
純損失 ₹4,154 crore(FY2026/前期の₹3,117 croreから拡大)
上場 BSE/NSE上場(2024年11月IPO)
主要サービス Swiggy Food Delivery、Instamart(クイックコマース)、Swiggy Dineout、Swiggy Genie

本業の配達より、10分配達に賭けている

Swiggyの本業は飲食店からの料理の配達で、この分野では先行するEternalに対して2番手が続いている。伸びしろを取りにいく先として選んだのがInstamartというクイックコマースである。市場シェアではBlinkitに次ぐ位置にあり、業界の推計では2割台半ばを握る。

クイックコマースは街中の在庫拠点を増やすほど費用が先に出る。FY2026(2026年3月期)の売上は₹23,053 croreで前年比51.4%増と大きく伸びたが、純損失は₹4,154 croreと前期の₹3,117 croreからさらに広がった。伸びの大半はInstamartが稼ぎ、赤字の大半もInstamartが出しているという構図になる。

2025年9月には保有していた配車サービスRapidoの株式を全株売却して₹2,400 croreを回収し、Instamartの拡大に振り向けた。本業以外の資産を売ってでも、この分野に張るという判断である。

飲食店にとっての意味

Swiggyは料理の配達だけでなく、飲食店向けの予約(Dineout)や日用品の配送(Genie)も持つ。飲食店から見ると、客との接点を複数握られている相手になる。手数料の水準は交渉次第だが、2社しか選べる相手がいない以上、条件面で店側が強く出るのは難しい。

インドの外食デリバリーは、EternalとSwiggyの2社でほぼ全体を占める。日本のように多数の事業者が競う状態ではないため、出店する側はどちらにも載せるのが前提になる。

日本企業から見たポイント

インドで外食を出す場合、店舗の売上のうち配達が占める比率は日本より高くなりやすい。都市部では客が店に来ないまま注文するため、店構えより配達アプリ内での見え方が売上を左右する。出店計画を引くときに、この2社の手数料を固定費として先に織り込んでおく必要がある。

食品メーカーとしては、Instamartが棚になる。日本のメーカーがこれらの売り場に入る手順は、販売支援会社が公開している目安ではブランド資料の提出、取引条件の交渉、商品情報の登録、配送拠点の割り当て、2〜4週間の試験販売という順で、18〜40日かかる。求められるのはGST登録、食品ならFSSAIの許可、5〜10品目の実績、そして欠品させない供給体制である。

参考情報

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