Hindustan Unilever(HUL)|インドFMCG市場を支配する食品・日用品の巨人

英蘭ユニリーバの子会社であるHindustan Unilever(HUL)は、インドFMCG市場の絶対王者。50以上のブランドを16カテゴリーで展開し、インドの全世帯の約90%にリーチする驚異的な流通力を持つ。

目次

企業概要

項目 詳細
設立年 1933年
本社 ムンバイ(マハラシュトラ州)
CEO Rohit Jawa
売上高 約6.4兆ルピー(FY2025、約1.1兆円)
従業員数 約2.1万人
上場 BSE/NSE上場
主要ブランド Brooke Bond、Horlicks、Boost、Kissan、Knorr、Bru、Hellmanns

事業内容と強み

HULの食品部門はBrooke Bond(紅茶)、Bru(コーヒー)、Horlicks・Boost(栄養飲料)、Kissan(ジャム・ソース)、Knorr(即席食品)などを展開。紅茶カテゴリーではインド市場シェア約30%を占める。約900万の小売店と直接取引を行う流通網は世界最大級。親会社ユニリーバのR&Dを活用した製品開発力も強み。

最新の動向(2025-2026年)

グローバル親会社Unileverが食品事業の戦略的見直しを進める中、HULは食品ポートフォリオの売却は検討していないと発表。Q3 FY26ではコーヒー事業が2桁成長、健康栄養飲料(Horlicks・Boost)も高一桁成長を記録。プレミアム化戦略を推進中。

日系企業との接点・ビジネスチャンス

HULの圧倒的な流通ネットワークは、インドでのブランド展開を目指す日系食品企業にとって理想的なパートナーシップ先。特にインスタント食品(Knorr)カテゴリーでは味の素等と競合・協業の可能性がある。農村部への浸透力は、Tier2・Tier3都市展開を検討する日系企業にとって参考になるモデル。

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この記事を書いた人

株式会社 SoJapanのアバター 株式会社 SoJapan 代表取締役

大手総合商社にて約8年間、グループ子会社の経営改革や出資先スタートアップとのJV設立を担当。その後インド駐在として、日系大手飲食チェーンのインド展開に従事し、現地に合わせたメニュー開発やマーケティングを推進。

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