インド産フルーツを使ったアイスクリームの純印度ブランドNaturals Ice Creamが、170店超・15州に展開し、年商約380億ルピー(約642億円)規模に成長している。今後はTier1-2都市を中心に30店を増設し(ChennaiやLucknowが確定)、Tier2-3都市への浸透を加速させる。
地場ブランドが王者であり続ける理由
Naturalsはマンゴーなど旬の果実を前面に出したフレーバーで支持を固めてきた。財務面ではコロナ後の回復が鮮明で、FY21の約93億ルピーからFY24には約294億ルピーまで戻し、FY26は25〜30%の増収を見込む。外資ブランドが攻勢をかけるインドのアイス市場で、地場ブランドが上位を保つ典型例だ。
クラウドキッチンで「空白地帯」を埋める
出店戦略の核は、物理店舗とクラウドキッチンの併用にある。Rebel Foodsと組み、実店舗を出すには商業的に早いダーク・ゾーン(空白地帯)にクラウドキッチンで先行供給する。これにより、店舗投資を抑えながらTier2-3都市の需要を取りこぼさず拾う設計だ。中期ではFY27に500億ルピー(約845億円)、200店規模を視野に入れる。
日本の食品・D2C事業者への示唆
Naturalsの強みは、現地の旬の果実という素材ストーリーと、店舗+クラウドキッチンのハイブリッド網にある。日本の食品・D2C事業者がインドの地方都市需要を狙う場合、いきなり実店舗を構えるのではなく、クラウドキッチンで需要を確かめてから出店する段階的な攻め方が参考になる。素材の地場性を訴求軸に据える点も示唆に富む。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Naturals Ice Cream(インド地場) |
| 店舗網 | 170店超/15州 |
| 年商規模 | 約380億ルピー(約642億円) |
| 増設計画 | Tier1-2に30店(Chennai・Lucknow確定) |
| クラウドキッチン | Rebel Foodsと提携、空白地帯を先行供給 |
| 中期目標 | FY27に売上500億ルピー(約845億円)・200店規模 |
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